来年2月開幕のミラノ・コルティナ五輪の代表選考に関わるカーリングの日本選手権は2日、横浜BUNTAIで開幕。1日は会場で前日会見が行われ、4位以下で3大会連続出場の道が断たれるロコ・ソラーレのスキップ・藤沢五月(33)が「これがロコ・ソラーレというものを見せたい」と奮い立たせた。五輪2大会連続メダルのチームは昨年大会で2次リーグ敗退し、ミラノ行きが崖っ縁に。ただ、追い込まれてから強いのがロコだ。21年の北京五輪代表選考会は北海道銀行に2連敗から3連勝の大逆転で、代表切符をもぎ取った。
男女各10チームで争い、優勝チームは3月開幕の世界選手権と9月の五輪代表候補決定戦の出場権を得る。日本選手権の首都圏開催は初で、日本協会によると各日約2000席が全日程で完売。注目度の高い日本一決定戦へ藤沢は「やっぱりロコ・ソラーレってかっこいいなって思っていただけるような、心に残るような試合を一試合一試合していきたい」と腕をまくった。(松末 守司)