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中学生ペアが史上初の快挙!卓球全日本選手権で岩井田&中野組が準々決勝突破

スポーツ報知 2025年2月2日 5時0分

◆卓球 全農杯全日本選手権 ダブルスの部 第3日(1日、豊田市総合体育館)

 男女ダブルス準々決勝が行われ、男子は岩井田駿斗(15)、中野琥珀(15)=野田学園中=組が3―2で鈴木颯(20)、萩原啓至(19)=愛知工大=組に競り勝った。同種目で中学生ペアの表彰台は大会史上初の快挙。女子は梅村優香(25)、塩見真希(24)=サンリツ=組らが4強入り。混合ダブルスは木造勇人(25)=関西アカデミー=、安藤みなみ(27)=トップ名古屋=組と小野寺翔平(24)=リコー=、枝広愛(20)=中大=組が決勝進出を決めた。

 中学生ペアが激戦を制した。最終ゲーム、10―9。岩井田はレシーブで迷わずチキータを選択。甘く入った相手の返球を中野がフォアハンドで振り抜き、背中からコートに倒れ込んだ。大学生ペアにフルゲームの逆転勝ちで4強進出。岩井田は「パートナーに支えてもらった試合」と感謝し、中野は「相手は格上。最初から最後まで思い切ってできた」と歓喜した。

 ダブルスを組んだのは中学1年から。指導を受ける野田学園高の橋津文彦監督に当初から「高3の全日本で優勝するつもりでやりなさい」とハッパをかけられてきた。中学生ペアでは2017年の張本智和(中1)、宇田幸矢(中3)組の8強を上回る最高成績にも、中野は「最初から表彰台を目標にやっていた」と言い切った。中3コンビが構想より3年早く、頂点を取りにいく。(林 直史)

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