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【日本ハム】ともに慶大―中日 福谷浩司、郡司裕也のバッテリーが沖縄・名護で復活

スポーツ報知 2025年2月2日 6時0分

 FAで加入した日本ハムの福谷浩司投手(34)が1日、沖縄・名護キャンプ初日からブルペン入り。慶大―中日の後輩にあたる郡司裕也捕手(27)を相手に、新庄剛志監督(53)も見守る中、変化球を交え69球を投げ込んだ。福谷―郡司バッテリーの復活に、福谷は「ネタにされる」と苦笑いも、特長を知り尽くした郡司を相手に小気味いいピッチング。新天地で順調に第一歩を踏み出した。

  ちょっと迷ったように、福谷は投げる場所を探した。新天地でのキャンプで、初のブルペン入り。宮西が投手側から見て右端で投げているのを確認すると、反対の左端へ立った。捕手を見るとよく知る顔があった。「(捕手が)誰かってのは意識してなかったんですけど、宮さんの場所を聞いて、僕も端っこで投げたかったんで行ったら郡司がいて、これはネタにされるなと思いながら投げてました」と笑った。

 慶大の先輩後輩で、中日では公式戦で組んだ経験もあるバッテリーの復活。しかし郡司は、全く違った見解を明かした。「福谷さんがウロウロしてたじゃないですか。どこに入るんだろうなと思って見てたら、やっぱり俺のところ来て、僕のこと好きなんだなと思いました」。福谷の説明を聞くと「ツンデレです」とニヤリ。「僕もキャッチャーで売り出していきたいんで。タイミングよく来てくださった」と関係性の良さをうかがわせた。

 福谷はカーブ、フォークを交えながら69球のピッチング。笑顔も見せながら、郡司のミットに投げ込んだ。女房役は「きれいな真っすぐかと思ったらちょっと動いたり、意外とするピッチャー。捕りづらかったりするんですけど、捕りづらいということはバッターも打ちづらい」。さらに「サイン出しても福谷さんが勝手にちょっと抜いて投げたり、工夫も勝手にするピッチャー。そこら辺もキャッチャーが分かっていかないと大変。自分で考えて投げてらっしゃるみたいなんで。慶応なんで」と笑わせた。

 見守った新庄監督は「フォームがきれいすぎるかな。まあまあ、真剣勝負をまだ見てないんで。試合で見てみないと分からない。でも常に笑顔でかわいいなと思ってます」と実戦登板を心待ちにした。キャンプ初日でも「変に緊張もしてないし、リラックスしてやらせてもらってる」とベテランの余裕を見せた福谷。後輩との頭脳派コンビで、首脳陣へのアピールを続けていく。(山口 泰史)

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