◇りそなB1リーグ 第20節 レバンガ北海道67―64SR渋谷 (1日、北海道・北海きたえ~る)
東地区5位のレバンガ北海道は、中地区4位のSR渋谷に67―64で競り勝ち、今季3度目の連勝を果たした。北海道・湧別町出身のSG/SF関野剛平(30)が今季自己最多の12得点を挙げ、難敵撃破に貢献した。きょう2日もホームでSR渋谷と対戦する。
関野が19年から3シーズン在籍した古巣相手に躍動した。今季3度目の2ケタ得点と堅守で昨年12月18日茨城戦以来の連勝に貢献。「なまら最高で~す」と、コンサドーレ札幌とのコラボで赤く染まった観客席に向かって絶叫した。
司令塔のPG寺園が第2クオーター(Q)残り2分13秒で早くも3つ目のファウルをとられ、出場時間の制限を余儀なくされた。さらに、3試合連続2ケタ得点中のSG/SFラモスがこの日は無得点と苦しむ中、道産子がピンチを救った。
同Q終盤にこの日最初の得点。1点を争う攻防が続いた勝負どころの第4Q中盤には、立て続けに3点シュート(3P)を決めた。フィールドゴール成功率80%で日本人最多の12得点。「相手からしたら計算にない得点が10点以上入ったのは、すごく大きかった」と、自身も“想定外”のゴール量産で流れを渡さなかった。
守備では、日本代表のC/PFホーキンソンらを擁す強力攻撃陣を64得点に抑えた。関野はマッチアップした相手の主力であるPGクレモンズの得点を最小限の11点に食い止めて貢献。小野寺龍太郎HC(43)も「クレモンズ選手のスキルとフィジカルに負けないディフェンスをしてくれた」とうなずいた。
きょう2日は昨年11月7日仙台戦以来、今季2度目の3連勝を狙う。背番号1は「相手はスター選手ぞろい。点数を抑えながら、きょうみたいな試合をやりたい」。タレント軍団からの連勝を目指し、2月最後のホーム戦に臨む。
(島山 知房)