◇りそなB2リーグ 第20節 ベルテックス静岡77―62青森(1日、静岡・このはなアリーナ)
ベルテックス静岡が本拠で青森との第1戦に77―62で勝利し、連敗を4で止めた。センターのジョン・ハーラー(25)が、ともに両チーム最多となる23得点17リバウンドで貢献。2日は午後3時から第2戦が行われる。
ベルテが泥沼から抜け出した。第4クオーター残り47秒、ハーラーが豪快なダンクを決めて勝利を決定づけると、会場のボルテージは最高潮に達した。23得点17リバウンドに「連敗中だったけど、あまり変えすぎないことを意識した。リバウンドはいつも取るつもりでやっている」と胸を張った。
チームが掲げる守備が光った。森高大ヘッドコーチ(HC、35)は「ディフェンス面で挙げたポイントを選手が遂行してくれた。相手の攻撃をシャットアウトできたのが勝因」と振り返った。前節まで1試合平均79・5点を奪っていた相手を62点に抑え込んだ。
昨年12月に特別指定選手で加入したSF上村大佐(たいすけ、22)が、デビュー5試合目で自己最長の14分40秒間出場。3点シュートを2本決めるなど7得点をマークし「個人的にディフェンスはまだまだだったけど、強みとしている3点シュートを50%決められたのは良かった」と笑った。森HCも「きょうは結果を出してくれた」とたたえた。
2日も同じ青森が相手だ。「明日もう一回、自分たちの試合を持ってこられるようにしたい」と指揮官。悪い流れを断ち切り、連勝に挑む。
(塩沢 武士)