◆卓球 全農杯全日本選手権 ダブルスの部 最終日(2日、豊田市総合体育館)
女子ダブルスの木村光歩、枝広瞳(中国電力ライシス)組は初の決勝進出を逃した。準決勝で初対戦の麻生麗名、笹尾明日香(日本生命)組に0―3で敗戦。木村は「自分たちが攻める展開が少なくて、相手に常に先手を取られていたので、ちょっと苦しかった」と振り返り、枝広も「点数的には競っていたけど、最後の2点、3点を取る部分で、相手の方がうまかった」と肩を落とした。
ただ、結成1年目で5回戦敗退だった昨年の前回大会から、3位にステップアップ。木村は「まさかここまで来られるとは思ってなかったので。終わってみればすごく良かったかな」と手応えを浮かべた。大会前は全日本社会人優勝ペアの永尾尭子、三村優果(サンリツ)との4回戦に照準を合わせ、枝広は「永尾さんと三村さんにしっかり勝とうと思って準備をしてきたので、そこがここまで来られた要因かなと思う」と分析した。
所属する実業団の中国電力ライシスは昨年、日本リーグの前期大会と後期大会、プレーオフ・ファイナル4、全日本実業団選手権、全日本卓球選手権団体の部で優勝。団体戦5冠「グランドスラム」を創部以来初めて達成した。ただ、今年度限りで井絢乃、青木優佳の退団が決まっており、来季は部員4人での戦いになるという。木村は「常に向かって来られると思うし、すごい少ない人数にはなるけど、逆に私たちが挑戦者の気持ちで向かっていく姿勢で頑張りたい」と抱負を述べた。