◇別府大分毎日マラソン(2日、大分市高崎山うみたまご前スタート、別府市亀川漁港前折り返し、大分市ジェイリーススタジアムゴール=42・195キロ)
9月の東京世界陸上男子マラソン日本代表選考を兼ねて行われ、定刻の正午にスタートした。スタート時の気象条件は曇り、気温9度、湿度86%、南南東の風0・8メートルと絶好コンディションのとなった。ペースメーカーが1キロ3分ペースで30キロまでレースを先導。そのままのペースでゴールすると2時間6分35秒となる。
最初の1キロは3分5秒(タイムは速報値)で設定より遅れたが、その後、設定ペースに戻し、5キロを14分56秒で通過。10キロを30分1秒(5キロラップタイム15分5秒)、15キロを44分58秒(5キロラップタイム14分57秒)、20キロを1時間2秒(5キロラップタイム15分4秒)で通過。中間点は1時間3分16秒で通過した。25キロは1時間14分57秒(5キロラップタイムは14分55秒)で通過した。30キロは1時間29分48秒で通過。5キロラップタイムは14分51秒にペースアップし、いよいよ勝負どころに入った。
日本学生記録(2時間6分18秒)を持つ国学院大の平林清澄(4年)と第101回箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の若林宏樹(4年)は先頭集団で並走し、順調にレースを進めている。国学院大の高山豪起(3年)、青学大の白石光星(4年)も30キロまで先頭集団で健闘。白石は約32キロで遅れた。
平林は、昨年2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高&日本学生新記録の2時間6分18秒で優勝。9月の東京世界陸上の男子マラソン参加標準記録2時間6分30秒(有効期間23年11月~25年5月)を突破しており、日本代表の有力候補のひとりに挙がっている。
箱根駅伝5区で区間新記録で区間賞をマークした若林は大学卒業を機に競技の第一線から退き、日本生命に入社する。今大会がラストレースとなる。