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宝塚宙組トップスター・芹香斗亜が黒えんびで本拠地に別れ「大好きな衣装」と充実の笑み

スポーツ報知 2025年2月2日 18時30分

 宝塚歌劇団を4月27日付で退団する宙組トップスター・芹香斗亜(せりか・とあ)が2日、兵庫・宝塚大劇場での宙組公演「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle」の千秋楽を迎え、サヨナラショーを行った。

 23年6月12日付で宙組9代目トップスターに就任し、相手役に春乃さくらを迎えた。母はOGの白川亜樹で、トップ制度固定後、元タカラジェンヌの娘がトップになったのは初めて。同年「PAGAD/Sky Fantasy!」で大劇場お披露目を果たすも、団員の急死で上演はわずか2日で公演休止となり、24年6月、特別公演「Le Grand Escalier―ル・グラン・エスカリエ―」でショーのみの公演再開を経て、今作で退団となった。

 最後の大階段を“男役の正装”黒えんび服で下りた芹香は、理由について「今回公演で黒えんびを着る場面があるかなと思っていたんですけど無かったので。やっぱり衣装では黒えんびが大好きなので着させていただきました」と笑顔で説明した。サヨナラショーでは客席降りの演出もあり「公演をしていた時も客席降りをさせていただいたので再現です」と笑った。

 なかなか宙組としての公演ができない時期もあったが「その時期もやっぱり、舞台が始まる日のためにいい舞台を。お客様の心に届く舞台をお届けしたいという気持ちでおりました」と振り返った。まだまだ成長することができると話し「まだ東京公演があるので、本当に東京公演の千秋楽まで、自分に期待して、まだまだ磨きをかけていきたいと思っております」ときっぱり言い切った。

 東京宝塚劇場は3月15日~4月27日に上演される。

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