2日放送の日本テレビ系報道番組「真相報道バンキシャ!」(日曜・午後6時)では、中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する一連の問題に揺れるフジテレビの現状を特集した。
この日の番組では、1月30日に行われた新体制下でのフジ・メディア・ホールディングス取締役会の様子を報じた。
同番組では席上、最も長く費やされたテーマはACジャパンへのCM差し替えについてだったと報道。ACに差し替えたCMは料金請求無しでCM収入は233億円減の見通しという報告も示されたという。
これを受け、同番組では、1月31日午前0時から24時間分のフジの放送を調査。その結果、合計942本のCMのうち企業のCMが52本、フジの番組や映画、イベントなどを宣伝する「番宣CM」が140本、ACに差し替えられたものが750本だったという。
この結果を受け、フジで働く制作会社スタッフからは「番組内のCMが減った分、VTRやスタジオの尺(時間)を延ばす必要があり、現場スタッフの負担が増えた」、「ナレーション一つ一つにも神経をとがらせ、この表現、大丈夫か?と気にしている。番組に対するSNSの書き込みもかなり気にしている」などの声があったという。