広島の栗林良吏投手が2日、今キャンプ初めてブルペン入りし、捕手を立たせて29球、膝を立てた状態で8球を投じた。昨年10月に右肘手術してから、ブルペン投球は先月28日以来、2度目。「結構いい感じにいけたというのが一番の感想。前回より出力、精度も感触は良かった」と、納得の37球となった。
当初は立ち投げだけの予定だったという。「キャッチボールした感じと、なるべく早く状態を上げたいという不安もあるので、そこ(中腰)までいけた。プランよりはちょっと球数も多かった」と、振り返った。
昨年は2月23日に対外試合に初登板。手術明けの今年も、2月中の実戦復帰を目指す。「(キャンプは)1か月という短い期間なので、その1か月で何ができるかを考えてしっかり練習したい。手術をしても全体的にレベルップできたシーズンになれば」。新井監督は「すごく順調にきていると思う。このまま何もアクシデントがなければ十分、開幕に間に合うと思っています」と、守護神の状態に安堵(あんど)した。