第65回きさらぎ賞・G3は2月9日、京都競馬場の芝1800メートルで行われる。
サトノシャイニング(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キズナ)は今回が3戦目だが、前走の東京スポーツ杯2歳Sは、後にホープフルSを勝ったクロワデュノールの2着に粘った。相手が完調手前だったとはいえ、自身も上がり3ハロン33秒5を使っていた。1月29日の1週前追い切りも力強い動きで先着。ここは勝ってクラシックへの出走を確実にしたい。
キャリア1戦で挑んだ朝日杯FSで3着に入ったランスオブカオス(牡3歳、栗東・奥村豊厩舎、父シルバーステート)も能力は高い。距離がさらに1ハロン延びるが、スタートがそれほど速くないだけにむしろ競馬がしやすくなる可能性もある。
未勝利を勝ったばかりのショウヘイ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父サートゥルナーリア)。初戦は評判馬との叩き合いで敗れたが、2戦目では楽勝だった。ポテンシャルは重賞でもと思わせるものがあり、侮れない存在だ。
ミニトランザット(牡3歳、栗東・杉山佳明厩舎、父エピファネイア)はシンザン記念を除外となって回った京成杯で3着。逃げ切った初戦と違い、差す競馬で距離にも対応した。センスの良さでここも上位争いに加わってもおかしくない。
そのほか、新馬戦を強い内容で勝ったエリカアンディーヴ(牝3歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父オスカーパフォーマンス)や、前走を楽勝したリンクスティップ(牝3歳、栗東・西村真幸厩舎、父キタサンブラック)も素質は高く、先々まで注目のレースになりそうだ。