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【阪神】“特命コーチ”がまな弟子の佐藤輝明に“超人スタイル”伝授 ランチ特打で66スイング中16発

スポーツ報知 2025年2月3日 5時0分

 阪神・糸井嘉男スペシャルアンバサダー(SA、43)が2日、まな弟子の佐藤輝に“超人スタイル”を伝授した。沖縄・宜野座キャンプに“特命コーチ”で参加。「クリケットしに来ました~」とドジャース・大谷も用いるクリケット用バット2本を右肩に担ぎ、ど派手に球場入りした。クリケット選手で、広島などでプレーした木村昇吾氏に自ら電話して調達した。

 クリケット用バットの出番はティー打撃。コンタクトの意識づけが狙いで「本当に捉えるのが難しい」と力説したが、佐藤輝は難なくクリア。実は自主トレで使用しており「俺の秘密兵器やったのに」と苦笑いした。ただ、手札が一つではないのが超人たるゆえん。通常のバットでは、青と白でデザインされた「バットがへこむくらい」の重さのボールでティー打撃を行った。その名も「超人ボール」。元巨人・小笠原道大氏が練習で打ち、名付け親の糸井SAも現役時代に取り組んだ。「パワーが付く」という特別レッスン後、佐藤輝はランチ特打で66スイング中16発。中堅から左翼には11本で「逆方向にいい打球が出た」と胸を張った主砲に「浜風は関係なしに(スタンドに)いくんちゃいますか」と太鼓判を押した。

 22年に引退。キャンプへの本格参加は23年に現職に就いてからは初で、2日間の任務。坂本ら多くの後輩が指導を仰いだ。ともに「宇宙人」と呼ばれる近大の後輩・畠には「彼を3割バッターにします。中継ぎでも先発でもない。(投手から打者に転向した)僕の2世に」と真顔で宣言。糸井節全開で、一日を終えた。(直川 響)

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