巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手に2日、“ありのまま”指令が下された。ひむかスタジアムでキャンプ初の屋外フリー打撃を行い、26スイング目で待望の“プロ1号”を左中間スタンドへ。熱視線を送った矢野2軍打撃チーフコーチは「相変わらずいいセンスしてるね。18歳にしては半端じゃないスイングをしているし、いいものを持っている」と目を細めた。
キャンプ初日の1日には、2軍首脳陣で話し合いが行われ、石塚、浦田、坂本達の2軍スタートの新人野手3選手は現在の打撃スタイルで当面は挑戦させることが決まった。矢野コーチは「打撃には自信を持って来ていると思うので、そのまま好きなようにやらせます。それで通用するならそのままいけばいいし、壁にぶつかったならその時にまた考えようと。そうじゃないと何が魅力で入ってきたか分からない。戦う前からいじられてというのは、散々プロ野球で行われてきたことなので、それは避けたい」と説明した。