オリックス・小木田敦也投手が、宮崎キャンプ2日目で初めてブルペン入りした。右肘の不調も解消された様子で、直球だけを丁寧に40球。「フォームの確認をしながら、最初としてはいい形で投げられたと思います」とうなずいた。昨年は13試合で8ホールドと量産したが、5月4日を最後に長期離脱。リリーフの一角として欠かせない右腕が、大きな一歩を踏み出した。
小木田と同じ98年生まれの宇田川も初ブルペンで直球だけを20球。右肩や右肘に不安があったが「少しずつかもしれないですけど、前には進んでいる。投げられたことを前向きに考えたい」と強調した。1日に初ブルペンで50球を投げた160キロ右腕の山崎を含め、同学年の3人で復活を果たすことが目標。世代の筆頭と称される小木田は「みんな考えていることは同じだと思うので」と言葉に力を込めた。
〇…オリックス・曽谷も初ブルペンで投手陣最多となる70球を投げた。7割の力感を意識し、直球と変化球の割合も「7:3」。「まだまだ投げられそうな感じでした」と上々のスタートを切った。プロ2年目の昨年はチーム最多タイの7勝を挙げ、宮城に続くエース格にも期待される左腕。「キャンプで球数を多く投げる九里さんもいるので、ちょっと意識してしまいました。今年はイニングにもこだわりたい」と頼もしかった。