米国で最も権威のあるボクシング専門誌「ザ・リング」が2日(日本時間3日)、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=の2025年の対戦計画を報じた。 同誌は今年の残り試合の「暫定的」なスケジュールとして、6月に米ラスベガスのT―モバイル・アリーナでWBC世界同級1位アラン・ピカソ(24)=メキシコ=と防衛戦を行い、9月に日本で防衛戦(相手未定)を開催する予定があると伝えた。さらに12月には、昨年11月に総額30億円(推定)のスポンサー契約を結んだサウジアラビア国営の娯楽イベント「リヤド・シーズン」で「デビューを果たす」と報道。対戦相手は未定だが「可能性のうちの一つ」として、WBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=との統一戦の名前を挙げている。
井上は1月24日、東京・有明アリーナでWBO11位の金芸俊(キム・イェジュン、32)=韓国=を4回KOで下し防衛に成功。翌日の会見で、井上陣営は年内に4試合を計画していることを明言。2度の防衛戦を行った後、年末に4本のベルトを保持したままフェザー級に上げてWBA同級王者ニック・ボール(27)=英国=と対戦して日本人史上初の世界5階級制覇に挑み、来年にもスーパーバンタム級に戻しWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27)=M・T=の挑戦を受けるプランを明かしていた。