別府大分毎日マラソン(2日)で、日本歴代7位で初マラソン日本最高&日本学生新の2時間6分7秒で2位となった青学大の若林宏樹(4年)は快挙から一夜明けた3日、大分空港発の日航機で帰京した。
大学卒業を機に引退し、日本生命に一般の新入社員として就職する若林は、第101回箱根駅伝(1月2、3日)では山上りの5区で区間新記録をマークして青学大連覇に貢献。マラソンでも能力を発揮し、9月の東京世界陸上男子マラソン日本代表選考を兼ねて行われた別府大分毎日マラソンでも快走した。
「箱根駅伝翌日の方が体はきつかったです」とさらりと話した。大分空港では別府大分毎日マラソンを走った市民ランナーから祝福され、記念撮影に応じた。
昨夜は原晋監督(57)のポケットマネーで大分市内のすし店で、チームメートの白石光星(4年)らと食事を楽しんだ。「回っていない寿司(すし)を初めて食べました。おいしかったです」と笑った。
◆若林 宏樹(わかばやし・ひろき)2002年9月3日、和歌山・下津町(現海南市)生まれ。22歳。下津二中3年時に全国大会3000メートル10位。京都・洛南高に進学し、全国高校駅伝では1年5区14位、2年補欠、3年1区3位。21年に青学大地球社会共生学部に入学。学生3大駅伝は1年出雲駅伝4区6位、同全日本大学駅伝6区12位、同箱根駅伝5区3位。3年全日本大学駅伝1区8位、同箱根駅伝5区2位(区間新記録)。4年出雲駅伝5区5位。自己ベスト記録は5000メートル13分41秒32、1万メートル27分59秒53、ハーフマラソン1時間01分25秒。尊敬する選手は青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれた神野大地(31)=現M&Aベストパートナーズ選手兼任監督=。ライバルは洛南高時代のチームメートの駒大・小牧波亜斗(4年)。好きなタレントは上白石萌歌。弟の良樹は青学大陸上部1年。168センチ、53キロ。