広島の床田寛樹投手が3日、今キャンプ初のブルペン投球で23球を投じた。「あまり良くなかったところと、意外といけるなというところもあったので、いいブルペンだったと思います」と、振り返った。
今オフに改良に取り組んでいるスライダーも試投した。人さし指一本を縫い目にかける従来から、一見するとチェンジアップのようなわしづかみの握り。これまでより横滑りするイメージだったが「全然ダメでした」と、苦笑いした。「でも、初めてなのでいいかなと。いろいろ握りを変えながらやっていければ」と、今後さらに微調整を加えていく考えだ。
この日は、自身とともに開幕投手に名乗りを挙げている大瀬良も今キャンプで初めてブルペン入りした。2年連続でチーム最多11勝の左腕は「どんどん状態を上げて、高いレベルで争えれば」と、自身初の大役を目指す。
背番号は「28」から昨季まで野村が背負った「19」を受け継いだ。「みんなに『あんまり似合ってないで』と言われるんですけど…。1年通して、結果を出して『似合っている』と言ってもらえるように頑張りたい」と、決意を新たにした。