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矢吹正道がライトフライ級ベルト保持したままフライ級王座挑戦…3階級で日本人が4団体世界王座独占も

スポーツ報知 2025年2月3日 15時9分

◆プロボクシング ▽IBF世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンヘル・アヤラ―IBFライトフライ級王者・矢吹正道(3月29日、愛知県国際展示場)

 ボクシング興行「3150×LUSHBOMU」は3日、都内で会見し、IBF世界ライトフライ級王者・矢吹正道(32)=LUSH緑=が3月29日にIBFフライ級王者アンヘル・アヤラ(24)=メキシコ=に挑戦することを発表。矢吹はライトフライ級王座を保持したまま、2階級制覇に挑む。「3150×LUSHBOMU」は3月29、30日に愛知県国際展示場で開催され、矢吹戦は第1日のメインイベントで行われる。

 矢吹は昨年10月12日に愛知県国際展示場で王者シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)を9回TKOで下してIBF世界ライトフライ級王座を獲得。減量苦もあり、フライ級進出を視野に入れていた。

 2階級同時制覇に挑む矢吹は「王者同士で戦えるというモチベーションもある。自分がフライ級王者になりたい。自分が王者になったらフライ級がおもしろくなる。しっかり勝って、その後のことは考えたい」と意気込みを語った。

 王者のアヤラは昨年8月、デーブ・アポリナリオ(フィリピン)との王座決定戦で6回KO勝ちし、王座獲得。今回が初防衛戦となる。

 戦績はアヤラが18戦18勝(8KO)。矢吹が21戦17勝(16KO)4敗。

 フライ級は、3月13日に東京・両国国技館でWBA王者・寺地拳四朗(33)=BMB=とWBC王者・ユーリ阿久井政悟(29)=倉敷守安=が2団体王座統一戦を行い、WBO王者アンソニー・オラスクアガ(26)=米国、帝拳=に京口紘人(31)=ワタナベ=が挑戦する。結果次第で、4団体を日本人選手が独占することとなる。

 すでにスーパーバンタム級は井上尚弥(31)=大橋=が4団体統一王者として君臨し、バンタム級では、WBA・堤聖也(29)=角海老宝石=、WBC・中谷潤人(27)=M・T=、IBF・西田凌佑(28)=六島=、WBO・武居由樹(28)=大橋=と日本人が独占。3階級で、日本人が主要4団体を独占する可能性が出てきた。

 29、30日の試合はABEMAで無料生配信される。

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