社会人野球のヤマハは3日、浜松市内の本社で新加入5選手の入団会見を行った。大学日本代表候補だった土山(どやま)翔生内野手(22)=国学院大=は「まずはレベルの高い環境でレギュラー入りして、2、3年後プロ野球選手を目指せるように成長していければいい」と飛躍を誓った。
大阪府堺市出身。岡山理科大付高を経て、東都大学野球リーグ1部の国学院大に進学。大学では1年生の全日本、明治神宮、2年生の明治神宮大会で3度の全国大会を経験、主将を務めた。今まで二塁手としてプレーしてきたが、入社後から遊撃に挑戦。「絶対的な自信があるのはセカンドだが、ショートでレギュラーを取れるように頑張りたい」とプレーの幅を広げる。
就任2年目になる申原(のぶはら)直樹監督(45)が、23年にスカウト兼総合コーチを務めた際に見つけてきた逸材だ。指揮官は会見で「足があって、広角に打てる選手で、守備も抜群。スカウト時代にどうしてもこの選手が欲しいと思い、この中で一番に声をかけた」と話した。