中日の井上一樹監督が、投手陣に行うマシンガンノック「Dirty Hustle(ダーティー・ハッスル)99」に3日、“ハーフタイム”が導入された。
2日には、ドラフト2位・吉田聖弥投手=西濃運輸=が右ふくらはぎをつるハプニングに見舞われた地獄のスペシャルメニュー。この日は、柳裕也、涌井秀章、斎藤綱記の各投手がおそろいのピンク色のTシャツ姿で参加し、約40分間、左右に振られながら、打球を追い続けた。
だが、ノック開始から20分が経過したとき。矢継ぎ早にボールを打ち続けていたスパルタ指揮官が「ハーフタイム~」と大サービス。3人はその場に座り込んで給水し、つかの間の休息でエネルギーチャージすると、再び打球を追いかけた。
参加を立候補した涌井は、柳と斎藤に比べて、ミスが少なかった。38歳のハッスルに、指揮官は「やっぱり(体が)強いなと思った。ランニングをすごくするから、(打球の)取り方の体勢もいいし、(プロ生活を)長くやる人間だなと思った」とうなずいた。
また、一部別メニュー調整となった吉田については「もう大丈夫。次のクールぐらいから、ブルペンに入ったりすると思う」と、安どの笑みを浮かべた。