社会人野球ヤマハは3日、静岡県浜松市の本社で新入団会見を開いた。今季加入する5選手が都市対抗、日本選手権での優勝を目指すチームへの貢献を誓った。
就任2年目となる申原(のぶはら)直樹監督の日本一を目指すチーム構想にかなう顔ぶれがそろった。指揮官が23年のスカウト兼総合コーチ時代に発掘した有望株だ。会見では「社会人野球トップクラスの守備力を誇るヤマハの期待に応えてくれる新人選手たち。今いる選手と比べても本当に遜色ない」と紹介した。
投手は2人が加わり、最速149キロを誇る184センチ右腕の北田智郎(22)=中部学院大=は「チームの日本一に自分の持ち味を生かして貢献できるように頑張りたい」と力を込めた。また東都大学リーグ2部の立正大から入団した梅田健太郎(22)は最速150キロの直球とカーブなどの変化球で緩急をつけた投球術が武器。「仲間、相手チームからも投げれば負けない投手と思われるようになりたい」と意気込んだ。
捕手は2人が加わった。愛知県学生リーグの中部大で4度ベストナインを獲得し、大学日本代表候補に選出された清水智裕(22)と、関西六大学リーグ・神戸学院大の森川凌(22)。森川は、打撃を買われており、起用の幅を広げるために一塁手、三塁手にも挑戦するため内野手で登録される。他には東都大学リーグ1部の国学院大で二塁手でプレーし、大学日本代表候補に選ばれた土山翔生(22)も加入した。