Infoseek 楽天

日本ハム最速160キロ右腕が侍ジャパン最終候補へ「そんな結果出してないし…」新庄監督も驚き

スポーツ報知 2025年2月4日 6時30分

 日本ハムの斎藤友貴哉(30)、河野竜生(26)両投手、万波中正(24)、水谷瞬(23)両外野手が、3月5、6日に行われる侍ジャパンの強化試合・オランダ戦(京セラD)の最終候補に選出されていることが3日、分かった。特に斎藤は昨季25試合に登板し1勝1敗1セーブ、5ホールドをマークしたが、プロ通算でも2勝3敗1セーブ、6ホールドと実績がないだけに、新庄監督も目を丸くするサプライズとなった。

 未知の魅力にあふれる斎藤が、目に留まった。井端監督は「まだ実績というところではあれですけど、ボールは速いですし、今年1年しっかりやってくれれば、入ってこれるだけのボールは投げてますので。期待してます」と評価。最速160キロ。新庄監督から田中とのダブルストッパーに指名されている右腕は「日の丸はいつか着てみたいと思っていた。真っすぐで相手をねじ伏せていきたい」と意気込んだ。

 井端監督と言葉を交わした新庄監督は「友貴哉くんでいいの?って言った(笑)。そんな結果出してないし。まあ、魅力あったんでしょう」と笑った。さらに井端監督が「貴重な右バッター」と評した水谷については、大谷、辰己、近藤、鈴木誠也の名前を挙げ「出れる場所がなくないですか」と愛のあるいじり。その上で「でも分からないですからね。やってみないと。水谷くんの場合、面白さはある」と期待した。

 開幕前の大事な時期でも代表への協力は惜しまない。スター選手育成を目指す新庄監督は「いいところに目をつけたんじゃないですか。僕が、さあこの選手をスターにしていこうかという2人がね。正解だったということですね、僕が」とうなずいた。1年後のWBC、大谷らメジャー組も含めた“フル代表”に食い込むには、急成長が絶対条件。経験が成長につながることを信じて、自慢の選手たちを侍へと送り出す。(山口 泰史)

この記事の関連ニュース