沖縄・北谷での春季キャンプに参加している中日の育成・岡田俊哉投手(33)が3日、フリー打撃に登板。悪夢を見た北谷のマウンドで復活を証明し、開幕前の支配下登録へ、猛アピールを誓った。
23年2月22日の楽天との練習試合で、投球時に足を踏み出した際に転倒。右大腿(だいたい)骨を骨折した。手術と長いリハビリを乗り越え、712日ぶりに上がった北谷のマウンドだった。石川昂、福永を相手に40球を投げて、安打性は7本。「けがをしてから下半身の使い方を見直してきた。いい形で投げられている」と手応えを口にした。
育成ながら、1軍キャンプへの抜てきは期待の表れ。「井上監督やコーチの目に留まるように、頑張ってアピールしたい」と覚悟を決めた左腕は、開幕前の支配下復帰をにらみ、再スタートを切った。(森下 知玲)