ヤクルトの新人3選手がキャンプ初の休日となった3日、沖縄・浦添市内を観光した。浦添市美術館では、漆面に球団マスコットのつば九郎の顔を彫り、金粉を擦り込む伝統工芸・沈金を体験。ここでまさかの“洗礼”を浴びた。担当者は「村上選手が来ると思っていました…」と、ちょっぴり残念顔。主砲を引き合いに出した強烈すぎる“ブラックジョーク”が飛ぶと、今はまだ無名のルーキートリオは苦笑いで「すみません」と声をそろえた。
めげるわけにはいかない。ドラフト3位の荘司宏太投手(24)=セガサミー=は「村上先輩と同じくらい、すごい選手になれるように」。同5位の矢野泰二郎捕手(22)=四国IL愛媛=が「村上さんみたいなスターに早くなって、また沈金に行けるように」と成長を約束した。同育成3位の下川隼佑投手(24)=オイシックス=も「下川君が来てくれたらいいなと言われるように」と、知名度アップを誓った。思わぬところでプロの厳しさ!?を味わった一日となった。(長井 毅)