オリックスのドラフト2位・寺西成騎投手(日体大)が3日、B組(2軍)スタートの宮崎春季キャンプで初のブルペン投球を行い、捕手を座らせて29球を投げ込んだ。
岸田監督ら首脳陣が目を光らせる中、5~6割の力で直球のみを披露。「(首脳陣の姿は)あまり気にしないようにはしていたけど、どうしても緊張した」と振り返りつつ、「たぶん力が入るだろうと思い、抑えめに投げた。ケガだけはしないように」と慎重に腕を振った。
次回以降は「強度と球数をどんどん増やしていければ」と宣言。最速153キロ右腕は「打者が入れば、全部良くなるあれ(傾向)がある。しっかり打者と対戦できる、というところをアピールできれば」と、実戦練習でのアピールにも意欲を見せた。
その他、支配下3投手も続々とブルペン入りした。
3位・山口(立ち投げで直球のみを30球)「最初にしては良かった。緊張はしなかったけど、監督・コーチの圧を感じながら投げました(笑)。ホップする真っすぐが投げられた」
5位・東山(カーブ、チェンジアップを交えつつ、8割の力で30球)「キャッチャーが福永さんで、1軍のキャッチャーに捕ってもらったのもあり、ちょっと力が入った。それでも結構、自分でコントロールできた感じはあったので良かった」
6位・片山(捕手座らせ投球)「感覚は、初めての中では良かった。(捕手が森で)緊張はしなかったが『いいとこ投げなきゃ』みたいな気持ちはありました(笑)」