米大リーグ(MLB)が3日(日本時間4日)、リーグの賭博規定に違反したとして審判員のパット・ホーバーグ氏を解雇したと発表した。
米大リーグ公式サイトによれば、ホーバーグ氏は野球への賭けを否定しており、彼の行為に対するMLBの調査では、彼が野球に賭けた、あるいは試合の結果を操作する何らかの行動をとったという証拠は見つからなかった。しかし、プロのポーカー関係者や野球に賭けた友人と合法的なスポーツ賭博アカウントを共有し、その友人とのメッセージを削除することでMLBの捜査を妨害したことにより、ホーバーグはゲームの誠実性を維持できなかったとMLBによって裁定された。
1986年生まれのホーバーグ氏は2014年にメジャーで初めてのジャッジをし、2017年から正式にMLBの審判となった。2018年のレギュラーシーズン、彼はボールとストライクの判定の正確さの点でトップ10の成績を収めたことでも知られている。
また、2022年ワールドシリーズ第2戦では、打球になっていない投球129球中129球すべてが正しくコールされた「完全試合」を達成した審判として野球ファンや解説者の両方から広く賞賛を受けていた。