◇カーリング日本選手権 第3日(4日、神奈川・横浜BUNTAI)
女子の1次リーグが行われ、今大会2連勝中だった札幌国際大は五輪2大会メダルのロコ・ソラーレに3―10で敗戦。今大会初黒星となった。第6エンド(E)で自ら負けを認めるコンシードとなり、スキップの敦賀心羽子(つるが・こはね)は「昨日、前半に(点数を)離されないようにと話をしていたんですけど、前半私たちが決めきれないミスを相手が決めきった。差がかなり広がってしまいました」と冷静に振り返った。
札幌国際大は全員が大学1年生で構成される若手チーム。1998年長野五輪代表の敦賀信人を叔父に持ち、1月は世界ユニバーシティー冬季大会でカーリング史上初の金メダルメンバーにもなった敦賀を筆頭に、勢い抜群のチームだ。今大会は初戦で強豪・中部電力に勝利し、2戦目のチーム大阪にも快勝している。
ロコ・ソラーレには敗戦も、同日午後6時から行われる北海道銀行戦へ、気持ちを切り替えて臨む。敦賀は「しっかり振り返りをして、何がダメだったのか、何を今自分たちはしなければいけないのか話し合って、出てきた改善点を次につなげていきたい」と言葉に力を込めた。
大会は、男女10チームが参加し、1次リーグ、2次リーグを勝ち上がったチームが、8日の準決勝、9日の決勝に進出する。