IBF(国際ボクシング連盟)が世界スーパーフェザー級3位の力石政法(30)=大橋=と、同級1位のエドゥアルド・ヌニェス(27)=メキシコ=に王座決定戦の交渉を指示したと日本時間4日、複数の米メディアが報じた。
同級王者だったアンソニー・カカチェ(36)=アイルランド=が2日に自身のSNSでビッグマッチ出場を理由に王座返上を発表。カカチェは元WBA世界フェザー級王者リー・ウッド(37)=英国=との対戦が有力とされる。空位となった王座を、力石とヌニェスが争うこととなる。米専門メシア「ボクシングシーン」によると、交渉期間は3月2日まで。合意に至らなかった場合は入札が行われるという。
力石は17年7月にプロデビューし、22年5月に東洋太平洋スーパーフェザー級王座、23年1月にWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得。24年3月にWBC世界同級挑戦者決定戦で勝利。同年7月にLUSH緑ジムから大橋ジムへ移籍し、10月の移籍初戦でフィリピンフェザー級王者アルネル・バコナヘを2回KOで下した。兄のIBF世界ライトフライ級王者・矢吹正道(32)=LUSH緑=も3日にIBF世界フライ級王座挑戦が発表されたばかりだった。
戦績は力石が17戦16勝(11KO)1敗。ヌニェスが28戦27勝(27KO)1敗。