大相撲の新横綱・豊昇龍(立浪)が4日、東京・墨田区の両国国技館で行われた健康診断を受診した。この日が初場所後、部屋の稽古再開日だったが、朝稽古には姿を見せず。稽古後の健康診断から参加した。
身長体重などの計測をこなし、「身長が1ミリ伸びていた」とリラックスした表情で語った。採血では「針が怖いので泣かないようにしていた」と冗談まじりに話し、報道陣のカメラの前では気を遣って顔をしかめる余裕も見せた。
2度目の優勝を果たした初場所後は横綱昇進関連の行事が重なり、多忙を極めた。前日の3日にようやく場所後初めての休み。「1日ゆっくりできた。1日中家にいられたのは久しぶり」と、休日を楽しんだ様子だった。
5日に行われる部屋の朝稽古から体を動かし始める予定だといい、春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けては「あと1か月? しっかり稽古をして、体を作り直していきたい」と、横綱としての覚悟をにじませた。(大西 健太)