昨季まで監督を務めたオリックス・中嶋聡スペシャルアドバイザー（ＳＡ）が３日、Ｊ ＳＰＯＲＴＳの宮崎キャンプ中継「野球好きオリックスキャンプｉｎ宮崎」にゲスト出演した。
まずは、現役時代にブルーウェーブで同僚だった星野伸之氏と３連覇（２１～２３年）を成し遂げた監督時代の思い出話を展開。２１年の監督就任時は「いつまでも負けるわけじゃない、という雰囲気をどうにかつくった」と、２年連続最下位で負け癖がついていた選手、コーチらの意識改革から始めたことを振り返った。
中盤には、昨季限りで現役を引退した、安達内野守備・走塁コーチが放送席に登場。中嶋ＳＡは「なんで？仕事せえよ」と驚きの表情を浮かべつつも、「コーチという立場は発進する力が必要。個々に関して追求して、いろんなことを伝えていってほしい」と助言。これに対し、同コーチは「伝える力がまだまだなので、これから勉強していきたい」とうなずいた。
その後は、自身と同じ秋田出身の吉田、小木田が登場。「今年に懸ける思いは強い。一年間、投げ抜きたい」。力強く決意表明した小木田に対して、中嶋ＳＡは「岸田監督に言ってください」とチクリ。吉田が「けがを治して頑張ります」と笑みをこぼすと「何笑ってんだ」とツッコミをいれたが、去り際には２人と力強いグータッチを交わしていた。
最後は「（昨季）一番、悔しい思いをしたのは選手。その場でしか（悔しさは）返せないので、今年の活躍に期待していますし、何段階も上を目指してやってほしいと思います」と、選手たちにエールを送った。