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元NHKアナ・武内陶子、思い出の地で舞台デビュー

スポーツ報知 2025年2月4日 16時47分

 元NHKアナウンサーの武内陶子が4日、東京・俳優座で行われた朗読劇「青空」(演出・樫田正剛氏)に出演した。

 第二次世界大戦下の日本の少年・大和が犬と猫と暮らす青春物語。武内は犬の麦を演じた。

 公演を終え「最後の俳優座(今年4月に閉館)の舞台にまさか自分が立てると思っていなかった」。「今日は来てくれてたかな、感無量でした」と俳優座の初代演出助手として活躍していた亡き義母・上田公子さんに思いをはせ、終演後のあいさつでは母の写真も手に「ママ、ありがとう」と目を潤ませた。

 本作への出演は、武内の出演するNHKラジオ「ごごカフェ」(月―金、12時30分)を聞いていた樫田氏からオファーで実現。「まさか自分が舞台に立つとは」と驚きもあったというが「すごくうれしくて、ドキドキだった」と喜んだ。

 アナウンサーとして30年近く活躍したが「これまで朗読するときはなるべく声色を変えたり使ったりしないでやってきた。まずそこを外すのに時間がかかった」と苦戦。一方で「息の出し引き」など生かせたこともあったそうで「無駄じゃなかったな」と笑みを浮かべた。

 今年4月には還暦を迎える。「まだまだ今日がスタートと思ったくらい」とし、今後も「バンジージャンプ以外なら」と仕事の幅を広げていくことに意欲を見せた。

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