中日の井上一樹監督が４日、開幕投手決定のメドが２月中旬であることを明かした。「あまり悠長にはしていられない。２月中旬までには決めたい」と話した。
昨季チーム最多の１２勝を挙げ、１２球団トップの防御率１・３８で初タイトルを獲得した５年目・高橋宏斗投手を筆頭に、昨年の開幕投手で、秋季キャンプに３０代で唯一参加した柳裕也投手らが候補に挙がる。
３日にブルペンで９６球を投げ込んだ柳は、指揮官が「球の質も含めて、秋から取り組んでる姿勢が評価できる」と期待する一人だ。
１１日のＤｅＮＡとの練習試合（北谷）から実戦がスタートする。実戦での結果も加味しながら、大役を熟考する考えの井上監督は「開幕投手を決めたら、それを軸にローテーションを組むことができる。投手コーチの意見も聞きながら、スッと（腑に）落ちるものを決めたい」と話した。
沖縄・北谷での春季キャンプ第１クールが終了。気温１３度で強風が吹き荒れる中の練習に、「けがが怖かったけど、みんなはつらつとした動きはしてくれた」と充実感をにじませた。