将棋の藤井聡太王将=竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖=に永瀬拓矢九段が挑戦する第74期王将戦七番勝負第3局が5日、東京・立川市の「オーベルジュときと」で始まり、午後0時30分に昼食休憩に入った。
藤井は「手打ちそば」を注文。鉄火丼、香の物も添えられている。飲み物は「煎茶」だった。一方の永瀬は疲労回復効果のある「うな丼」。お吸い物、香の物なども添えられている。飲み物は「ハーブティー」を注文した。糖分補給としてこれまで注文することの多かったフルーツ、フレッシュジュースは選ばなかった。
これまでの2局はいずれも王将戦4連覇を目指す藤井の勝利。第3局は藤井が後手で、戦型は角換わり。藤井が敵陣に角を置き、直後の61手目で永瀬が43分使っている。両者とも時折苦しそうな表情を浮かべているが、形勢は互角。持ち時間(各8時間)の残りは藤井が7時間32分、永瀬が5時間35分と2時間近くの差ができている。
午後3時に2度目のおやつが配膳され、同6時を過ぎると手番が次の一手を封じ、翌日に指し継がれる。