◇カーリング日本選手権 第4日(5日、神奈川・横浜BUNTAI)
ママさんカーラー吉村紗也香がスキップを務めるフォルティウスが、SC軽井沢クラブを10―4で破って、4戦全勝で1次リーグB組をトップで通過した。
前年度優勝チームを寄せ付けなかった。第1エンド(E)で3点を奪うと、その後も攻撃の手を緩めない。第3Eで2点、第5Eでも2点と複数点を重ねて突き放し、勝利をもぎ取った。吉村は「リードを保ちつつ、複数得点も先に取れて、私的には良かったと思います」と振り返った。
吉村は23年12月に第一子を出産し、2季ぶりに戦列に復帰。母として迎える大会で堂々、チームを牽引している。悲願の五輪出場の夢をつなぐには優勝するしか道はないが、吉村は「このままさらに勢いをつけながら明日からの2次予選もいい形で勝ち上がっていきたいな、と思います」と決意を語った。