ドラフト3位・荘司宏太投手が5日、ブルペン入りし、高津臣吾監督や古田敦也臨時コーチら周囲をうならせた。
カーブとチェンジアップを交え41球を投げ込んだ左腕は「最初はあんまりよくなかったですけど、後半だんだんいい感じに整ってきたので、いい感じで終われたかなと思います」と振り返った。
元巨人やRソックスでもプレーした岡島秀樹氏をほうふつとさせる“あっち向いてホイ”投法が最大の魅力。途中から打席に立った古田臨時コーチからは「見づらい投げ方」と褒められ、高津監督からは「チェンジアップとかすごく抜けて、緩急の部分では非常にいいのかなと思いますね。あとは打者がどんな反応するか。打者が立ってからになると思うんですけど、ブルペン映えというのはないですけど、制球良く緩急をよくつかった良いピッチングだと思います」と評価された。
視察した巨人・佐藤弘祐スコアラーは「角度とか投げ方は岡島さんみたい。打者は顔の振りでだまされて、腕が振れているように見える。全力で投げているように見えて、まだ球が来ていないような感じ」と評した。
絶賛の嵐となったルーキーは開幕1軍に向けて、「ブルペンからしっかりアピールして、先輩たちとの争いに入れるように頑張りたい」と気合を入れた。