「魂のエース」と呼ばれ、人気を博したロッテの黒木知宏投手コーチの長女で、昨年12月に球団公式チア「M☆Splash!!」を卒業した黒木芽依(26)が、タレントに転身することが5日、わかった。元バレーボール女子日本代表の新鍋理沙、石井優希らが所属する事務所「ザッキーファーム」に入り、今後は野球やダンスなどのタレント活動に挑戦していく。
千葉・浦安市出身で、2022年からの3年間は球団公式チアとして、23年にコーチに就任した父とともに活躍。父の愛称「ジョニー」になぞらえて「ジョニ子」と親しまれた。チア卒業が決まった昨年12月に芽依は「MCに挑戦する場面が多かったので今度は何か形にしたい。(球団リポーター?)そういうのができたらうれしい」と夢を語っていた。
父の黒木投手コーチはロッテの沖縄・石垣島キャンプに帯同中だ。同じグラウンドで戦った娘の3年間のチア活動に対しては、「音を上げて1年で辞めるかなと思ったけど、辞めなかった。だから、次の道が見えたんじゃないですか。そこに向かっていこうっていうね」と、ねぎらった。タレントとしての新たな挑戦を受け、「やりたいことがあるということは、ちょっと聞いたんですよ。(チアの)オーディションも、卒業するのも、事後報告でしたけど。目的、目標があって、それに対して突き進んでいく姿勢は、自分の娘ながら、大したものだなと思いますね。彼女の心の中にもマリーンズがある。遠目から見守っておこうと思います」と、まな娘にエールを送った。
◇黒木 芽依(くろき・めい)1999年1月19日、千葉・浦安市出身。26歳。小学校は陸上部とミュージカル部。東海大浦安高時代はチアを経験。日本女子体育大時代はダンスプロデュース研究部、ミュージカル部。18~21年はZOZOでビールの売り子を担当。父はロッテの1軍投手コーチの黒木知宏氏で、08年3月15日の引退セレモニーでは花束贈呈役を務めた。22年から「M☆Splash!!」に加入し、24年限りで卒業を。身長153センチ。血液型はO型。