広島の常広羽也斗投手が5日、今キャンプ初のシート打撃に登板し、先頭から3者連続三振を含む打者5人を無安打と圧倒した。
「(今日は)まずは投げっぷりよく、空回りしてもいいから真っすぐでしっかりと勝負しようと。ゾーンで勝負できたので今日は良かったなと思います」
打者1人目の内田から空振り三振を奪い、持丸も空振り三振、3人目の末包は直球で見逃し三振。直球の最速は150キロを計測した。
「真っすぐでファウルを取れたこととか、あとは高めにふけた直球、低めに引っかけた直球があるということは、いい意味で空回りができているということ。そういうところで、しっかりと投げっぷりよく投げられた」
1年目の昨季は調整遅れやコンディション不良もあったドラ1右腕。シーズン終盤の9月15日のDeNA戦(マツダ)でデビューし、5回1失点で球団新人として7年ぶりの初登板勝利を挙げた。今季はローテの一角として期待される。
「アピールする場がたくさんあると思う。一回一回しっかりと結果を出せるように頑張っていきたい」
キャンプ2日目に志願して登板したフリー打撃でも、打者に球種を伝える形式で内田、佐藤啓を相手に計5打席で25球を投じ、15スイングで安打性は1本と結果を残した。今後さらにアピールを続けていく。