広島の宮崎・日南キャンプが5日目を迎え、初めてシート打撃が行われた。2年目のドラ1・常広羽也斗投手が、3者連続三振を含む打者5人を無安打と好投。同じく2年目の滝田一希投手も、最速153キロの直球でアピールした。この日は侍ジャパンの井端監督が、3月に予定する強化試合に向けて視察を訪れた。真っ先に亜大の後輩で同じ遊撃手で昨年ゴールデン・グラブ賞を受賞した矢野の名前を挙げ、他にもリリーフ左腕を高評価。新井監督は「こちらとしてもうれしいよね。そう言ってもらえて」と、喜んだ。
新井貴浩監督の練習後の主な一問一答は以下。
―今キャンプ初のシート打撃で常広投手が好投
「いいね。いいです。いいボール、いっていました」
―先頭から3者連続三振
「真っすぐもいいし、取り組んでいるカットもたくさん投げていた。彼にとっていい練習になったんじゃないのかな」
―本人は「投げっぷりを意識した」と
「この寒い中でしっかり腕が振れていたし、指にかかったいい球が多かったと思います
―滝田投手は最速153キロを計測
「みんな良かったね、今日。滝田もそうだし、河野も。斉藤の投げた球の強さがあったし、今日投げた投手みんな良かったと思います。しっかり練習してきたんだなというのが分かりました」
―打者について
「ファビアンとモンテロは当初(打席に立つ)予定はなかったんだけど、自分たちが立ちたいということだった。いいバランスでスイングしていたと思います。ヒットを打った打っていないではなく」
―2日前にマンツーマン指導したドラ4・渡辺選手が三塁線を破る二塁打
「しっかりと引っ張ってはじき返していた。いいものを見せてくれた選手が多かったと思います」
―侍ジャパンの井端監督が視察
「まずは去年、プレミア12で坂倉も小園も頑張ってくれて、チームを引っ張ってくれてありがとうございました、と。こちらこそありがとうございましたという感じかな」
―矢野選手を高評価
「代表の井端監督にそこまで言ってもらえるような選手に成長したというのが、こちらとしてもうれしいよね。井端さんから『(矢野以外も)振れている選手が多い。若い選手みんな振れている、力強いし、よく振れている』と言ってもらえたことがうれしかったです」
―リリーフでは塹江投手の名前も挙がった
「自分でも『塹江がいいですよ』と言った。『左のサイドで150キロ出ていて、スライダーの曲がり幅も大きい。初見の左打者はなかなか前に飛ばせないと思います』と」
―シート打撃の守備では二塁を守った小園と矢野の鮮やかな連係プレーも。将来的に侍で2人に活躍も
「そうなったら自分もうれしいし、カープファンの皆さんもうれしいんじゃないの? そこを目指して頑張ってもらいたいです」