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「誰が勝つか…」巨人・杉内投手チーフコーチも注目 菅野の「15勝分」を埋める若手投手サバイバルがスタート

スポーツ報知 2025年2月6日 5時30分

 巨人の若手先発候補5投手が7日に予定されているシート打撃に同日登板することが5日、判明した。開幕ローテ入りを目指す西舘勇陽投手(22)、赤星優志投手(25)、横川凱投手(24)、堀田賢慎投手(23)、京本真投手(20)が登板。先発5、6番手を巡るサバイバルのゴングが鳴る。

 巨人の激しい先発争いの幕開けだ。春季キャンプ第2クール2日目となる7日にシート打撃が行われ、西舘、赤星、横川、堀田、京本の5人の若手投手が登板予定。それぞれ、今季は先発ローテ定着を目指す若手のアピール合戦から先発サバイバルが本格化していく。

 激しい争いがチームの底上げにもつながる。昨季15勝3敗で貯金12のMVPの大黒柱・菅野がオリオールズに移籍となり、その穴を埋めることがチームとしては必要不可欠となる。エース・戸郷、山崎、グリフィン、昨季8勝を挙げた井上の先発4本柱は強力。これに、日米通算197勝の前楽天・田中将も加わった。現状は4本柱以外の2枠を争う構図になっており、阿部監督も「先発の枠は少ないのでね」とシビアな戦いとなる。「西舘、平内も先発に挑戦させる。横川とかいい投手はたくさんいる。又木、堀田とか。みんなで争ってもらおうと思っている」と指揮官。さらに新加入の田中瑛や2軍で調整中の高橋なども控える。残る2枠を誰がその座をつかむかは、キャンプやオープン戦でのアピール次第だ。

 競争意識をあおるような5投手の同日登板。西舘は「自分はしっかりアピールしていかないといけないですし、今の自分がやっていることをそのまま出したいです」と意気込む。また、堀田が「先発投手はたくさんいるので、しっかりと勝ち取りたいです」と闘志を燃やせば、京本も「自分が一番アピールしないといけない立場だと分かっているので自分の球を投げたいです」と火花を散らした。それぞれがアピールのために今季初実戦形式に気合十分で臨む。

 杉内投手チーフコーチは「争いは激化するけど、チームにはいいこと。誰が勝つか…。1人で15勝しようと思わなくていいから、去年の(8勝した井上)温大みたいなのが出てきてくれれば」と菅野の穴を総力で埋めることを期待。もし、ひとり立ちする投手が出てくれば、言うことはない。

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