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韓国で人気爆発の歌手・歌心りえ、ビクター&エイベックスから2社同時デビューが決定

スポーツ報知 2025年2月5日 21時0分

 韓国の歌番組の出場を機に日韓で注目を集めている歌手・歌心りえが5日、東京・北沢タウンホールでコンサートを行い、4月2日にビクター、エイベックスから2レーベル同時にソロメジャーデビューすることを発表した。

 23年秋のオーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」でファイナリスト入りし、韓国の放送局MBNの「韓日歌王戦」に日本代表として出場。美しく澄んだ声で日本語曲を歌い上げる姿に韓国内で注目度が急上昇し、YouTubeの動画総再生回数は2500万回超を突破するなど話題となった。

 ソロデビューアルバムはビクターから「SONGS(歌)」、エイベックスから「HEARTS(心)」をそれぞれリリース。デビューアルバムを2社から同時にリリースするのは初めてという。歌心は「まさか同時とは思いませんでした」と驚きつつ「ビクターさんとエイベックスさんが私の歌を世に出したいと思ってくれたことにすごく感謝している。私も韓国と日本をつないで、レコード会社も垣根を越えて、みんな仲良くできている」と胸を張った。

 1973年生まれの51歳。1995年に3人ユニット「Letit go」のボーカルとしてメジャーデビュー以降、紆余(うよ)曲折を経てのシンガー人生だった。「私は21歳でデビューして、そこからいろんな編成になって、実はメジャーデビューは5回目なんです」と苦笑しつつ「『歌は心』をモットーにした『歌心りえ』でデビューさせて頂くのは、この名前をつけてよかったなってつくづく思います」と振り返った。

 この日のコンサートは夫が経営するライブハウス「空飛ぶこぶたや」の10周年記念公演。自身が声帯を壊して、歌を断念しようと思ったときにも背中を押してくれたのは夫の存在だったと明かし「2年ぐらい歌えてない時間も、ずっと見守ってくれていた。『ようやく動いたか』と思ってくれているかな」と感謝した。

 ステージでは、「韓日歌王戦」でも披露し、韓国の視聴者の涙を誘った「雪の華」やオリジナル曲「おかあさんのうた」などを歌唱。公演終盤に自らの口からソロメジャーデビューを報告しファンからの熱い祝福を受けた。

 今後の目標について「もっと韓国の方でも歌を届けたいですし、そこから他のアジア圏内でも応援してくれる声が広がっていくなら、歌を届けたいなって思います。10歳の娘にもそういう景色を見てもらえたら、娘の成長のひとつのヒントにもなるかな」とアジアツアーに意欲。日本でトライしたいことを尋ねられ「国歌独唱をやってみたい」と語った。

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