サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」新監督、ニルス・ニールセン氏(53)の初陣となる「シービリーブス杯」(日本時間21日開幕、米国)の代表メンバー23人が5日、発表された。デンマーク出身で昨年12月に初の外国出身監督となった指揮官は、オンラインで会見し「非常に楽しみにしているトーナメントが始まる」と胸を躍らせた。
11年ドイツW杯優勝メンバーのDF熊谷など常連がメインで初選出はいなかった。他に通算41戦出場のMF籾木結花(28)が東京五輪以来の復帰。23人の選考について、指揮官は、状態を上げる時間も限られており「シーズン途中で(所属チームで)先発で出場している選手、国際経験豊かな選手を選んだ」と説明した。
同大会3戦目は、パリ五輪準々決勝で敗れた金メダルチームの世界ランク1位・米国との雪辱戦。「手ごわい相手なので楽しみ」。初陣に勝利し、世界一奪還への第一歩を踏み出す。(浅岡 諒祐)