◇卓球▽世界ツアー、シンガポール・スマッシュ 第4日(5日、シンガポール)
女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク6位の16歳・張本美和(木下グループ)は、同30位の何卓佳(中国)に0―3(4―11、4―11、9―11)で敗れた。
10歳上の難敵相手に屈した。相手は世界ランクは30位だが、18年世界ツアー、グランドファイナル準優勝の実力者。序盤から多彩なサーブや緩急をつけた攻撃に、張本は苦しい展開を強いられた。0―2の第3ゲームは、ラリーで緩急に対応し、冷静に立て直しを図ったが、5―2から4連続失点で逆転を許すと、最後はフォアの強打で押し切られた。
張本は試合後に「出だしから相手の戦術にはまっちゃったな、という感じがあって。前回の反省も生かしてやったけど、その戦術でもダメだったし、相手の策にはまって自分は思うようにできなかったです」と悔しげにコメントを残した。
ただ、6日午後には、男子で17歳の松島輝空(そら、木下グループ)と組む混合ダブルス準決勝に臨む。相手は第2シードの黄鎮廷、杜凱琴組(香港)。張本は「今は悔しい気持ちですけど、ミックス(ダブルス)があるので、それに(5月に)世界選手権もあります。(混合ダブルスは)パートナーの松島選手と一緒に、切り替えて頑張っていきたいです」と前を向いた。