将棋の藤井聡太王将＝竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖＝に永瀬拓矢九段が挑戦する第７４期王将戦七番勝負第３局が６日、東京・立川市の「オーベルジュときと」で２日制の２日目が指され、午後０時３０分に昼食休憩に入った。同１時３０分に再開される。
藤井は「かじか出汁（だし）のラーメン」を注文。スタミナ回復効果のあるにんにくチャーハン、猪（いのしし）の春巻きも添えられ、ボリューム満点の内容となっている。飲み物は「和紅茶」だった。
一方の永瀬は２日連続の「うな丼」。う巻き、お吸い物、香の物も添えられた。飲み物も前日昼食から４回連続で「ハーブティー」を注文した。この日、午前１０時３０分のおやつでも３回連続で仏菓子「四つ星苺のシャルロット」を注文するなど、こだわりが見られる。
これまでの２局はいずれも王将戦４連覇を目指す藤井の勝利。第３局は藤井が後手で、戦型は角換わり。９３手目まで進み、形勢は互角のまま。慎重な指しが続き、持ち時間（各８時間）の残りは藤井が２時間５５分、永瀬が２時間２４分。
午後３時に２度目のおやつが配膳され、夜には決着する見込み。