東京世界陸上（９月１３～２１日、東京・国立競技場）のスペシャルアンバサダーを務める俳優の織田裕二が６日、都内で取材会を行った。日本では１８年ぶり、東京では３４年ぶりの開催となる夏の祭典へ「これ以上の陸上の大会はない。世界一が集まっている大会です。どれくらい速いってテレビではなかなか伝わらない。一回生で見たら『はやっ』て思います。１００メートルで１０秒切るってこういう感じなんだとか、本当にびっくりします。生で一度、ご覧になってください」と魅力を熱弁した。
織田は１９９７年のアテネ大会から２０２２年オレゴン大会まで、１３大会連続で世界陸上のメインキャスターを務めるなど、長く陸上界を間近で見てきた。
期待の選手について問われると、「日本人選手に期待しているのは皆さんと同じ」と目を輝かせた。「（女子やり投げの）北口榛花、（男子１００メートルの）サニブラウン、（男子走り幅跳びの）橋岡優輝、（女子中長距離の）田中希実。女子の１００メートル障害も強い選手がいっぱいいますよね。もしかしたら東京で、地元の風が吹いたら、一番上のメダルも見えてきたらとか。夢がどんどん膨らんでいきます」と熱い陸上愛を語った。