昨季のJ1&天皇杯王者の神戸と、J1で2位の広島が対戦する富士フイルムスーパー杯(8日・国立)に向けたオンライン会見が行われ、広島のスキッベ監督が新戦力のフィットに自信をのぞかせた。今オフには磐田よりFWジャーメイン良、湘南よりMF田中聡らを獲得。「ふたりとも、すごくいい形で、早くチームに溶け込んでくれた。自分たちの求めているスタイルに合う選手が来てくれた。チームの雰囲気も含め、受け入れること、入ってくること、そこはうまくいったと思う」と話した。
一方で昨季限りでMF青山敏弘が引退し、中盤の核だったMF松本泰志は浦和へ移籍するなど、メンバーには変化も生まれている。FWパシエンシア、ソティリウ、ドウグラスビエイラ、MFエゼキエウら、外国籍選手も退団した。「長いシーズン戦う中で、選手数が少なくなったところがある。この一試合で(今季を)占う、というところは不可能だと思っている。ただ初戦から、自分たちらしさをしっかり見せて戦っていきたい」とした。
22年の就任から、J1リーグでは3位、3位、2位と好成績をおさめ、22年にはルヴァン杯優勝も果たしている指揮官。一方で昨季はFW大橋、MF川村がシーズン途中に海外移籍するなど戦力流出もあり、J1優勝にはあと一歩届いていない。4年目で悲願のリーグ優勝を狙う指揮官は「これまでのシーズン、いろんなことが起こりまして、チームから選手が離脱することがありました。けがだったり、移籍だったり。今シーズンは、極力ないようにしてほしいと思います」と新シーズンへの思いを明かしていた。