【グレンデール(米アリゾナ州)5日(日本時間6日)=安藤宏太】ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、当地の球団施設で自主トレを行い、打撃練習で汗を流した。
昨季のワールドシリーズ(WS)で、二盗を試みた際に左肩を脱臼。11月に手術したが、その影響を感じさせない力強いスイングをケージの中で約30分間、披露した。前日4日(同5日)にはキャッチボールなどで、2年ぶりの投手復帰へ精力的に動いていたが、この日は打撃練習が中心。投手復帰は5月頃になる可能性が高いが、3月18、19日に東京Dで行われるカブスとの開幕シリーズは打者として出場する見込みだ。
昨季は20年以来4年ぶりのWS制覇をつかみ取ったドジャース。今オフも主に4番を打ったT・ヘルナンデスとの再契約に成功すると、スネル、佐々木らをぬかりなく補強した。米スポーツデータサイト「ファングラフス」はこの日までに今季のWS制覇の可能性を30球団トップの24・3%と予想。2位だったブレーブスの14・9%を大きく上回るぶっちぎりの“本命”となっている。
1月中にはロサンゼルスの大規模な山火事の影響を受けて一時避難。インフルエンザにもかかって、思うように自主トレが進まない期間もあったが11日(同12日)の始動へ向けて、準備を整えている。