◇カーリング日本選手権 第5日(6日、神奈川・横浜BUNTAI)
来年のミラノ・コルティナ五輪代表選考に関わる大会で2次リーグが行われ、女子は五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが2連勝で五輪出場の望みをつないだ。1次リーグから5連勝していたフォルティウスに7―6で逆転勝ち。2次リーグ突破を決めて今大会3位以上が確定し、9月の五輪代表候補決定戦の出場権を得た。
第7エンド(E)にスキップ藤沢五月がガードの間を通す好ショットで1点を挙げ、2点ビハインドの第10Eも繊細なショットで好機をつくり、相手に重圧をかけて劇的な大逆転勝利につなげた。サード吉田知那美は勝利後に感涙。「“さつき1000%”でした。本当に。(世界の)“サツキフジサワ”過ぎて、憧れの選手とプレーしているみたいな感じになっちゃって。この世の誰よりも強いカーリング選手だなと思いました」と仲間を大絶賛した。
22年北京五輪で2大会連続のメダルとなる銀を獲得。大きな重圧を感じた中迎えた大会だった。1次リーグで北海道銀行に敗れ、黒星発進となったが、そこから5連勝とはい上がった。「五輪に振り回されないというのが私の中でいつも気持ちにあって。五輪は楽しむためにあるものなので。でもそれがあるからこそ、カーリング人生最高のゲームを更新できたりする。感じる不安とか、緊張とか、悪いものではないなと思いました」と涙を拭いて笑った。