中日・中田翔内野手(35)が6日、1軍キャンプに合流した。フリー打撃では37スイング中4本のサク越え。“今季1号”に両手を挙げ、観客の拍手に応えた。「ここまで体重を落としたキャンプインは、すがすがしい。いいスタートを切れた」と、うなずいた。
今キャンプは合流時期を井上監督に一任され、1クール目は名古屋で体づくりやケアを優先。オフに15キロ減量し、90キロ台後半まで体重を落とした結果、悩まされてきた腰痛が改善した。「朝、早いわ~」とこぼして球場入りした。室内でのティー打撃では「自分で(球をスタンドに)置くのが疲れた」と、見学していた男の子に手伝ってもらう場面も。「喜んでくれるかと思ったら、何とも言えない顔をしていた」と苦笑した。サインに長時間応じるなど、初日からファンサービス旺盛だった。
指揮官は「ものすごくスリムになって、今年に懸ける意気込みは感じている」と評価した。「今年は意地でもやらなければいけない」と中田。背水の陣で、若手とのアピール合戦に臨む。(瀬川 楓花)