オリックスの九里亜蓮投手が6日、驚がくの投げ込みを行った。宮崎キャンプ第2クール初日で、早くも3度目のブルペンに入り、捕手を座らせて222球。「背番号(22)にかけて。キツいっすよ、下半身。肩、肘は全然、問題ないです」と汗を拭った。
広島時代の21年・春季キャンプでは、1日に自己最多の347球を投げたタフネス右腕。「オフからやってきているフォームを(体に)落とし込まないといけないし、投げて、つく体力もある。キャンプ中に1回は毎年、こういう日を入れているので、別に何か変わったわけではない。自分の中のプラン通り」と、投げ込みの狙いを説明した。
見守った岸田監督は「体力ありますね、やっぱり。ちょっとビックリしました、全然バテることなく投げていたので」と目を丸くした。入団会見では、自身初の「200投球回」を今季の目標に掲げた九里。「実戦に入っていく日もだいたい定まっていますし、そこから逆算していく感じ」と、引き続き自己流の調整を進めていく。