日本ハムの明瀬諒介内野手(19)が6日、練習参加で初めて1軍の名護キャンプに合流した。フリー打撃では60スイングで5本のサク越えを披露するなど、持ち味の打撃でアピール。7日まで1軍に参加予定で、まずは8日から始まる1軍の紅白戦出場を目指し、必死に食らいついていく。
力強いフルスイングから、低く鋭い打球を飛ばした。初の1軍合流に「すごく緊張しました」と明かしたように、前半は28スイングでサク越えは1本。しかし、徐々にほぐれると後半は32スイングで4本のサク越えを放ち、首脳陣にアピールした。
新庄監督からは心強い言葉をもらった。4日の紅白戦(国頭)でヒットを放ったが、「初球からしっかり振れてよかった」と評価された。自身も打撃については「状態がよかった」とうなずいたが、「まだまだアピールが足りないので、もっとアピールできたら」と満足感はない。
課題は二塁、三塁の守備。「ノックを受けて、足の動きだったり、簡単なゴロをしっかりさばけるように」と地道に基礎を固めている。2年目のシーズンへ「まず1軍出場が目標。紅白戦があるので、そこで結果を出してアピールしたい」と目を輝かせた19歳。攻守に成長を続け、指揮官に“明瀬”の名を印象づける。
(山口 泰史)
◆明瀬 諒介(みょうせ・りょうすけ)2005年8月25日、大阪府生まれ。19歳。鹿児島城西高では甲子園出場はなかったが、投手として最速152キロを誇り、高校通算49発をマーク。プロでは野手として勝負する。183センチ、87キロ。右投右打。推定年俸は530万。